中医学における「肝」とは
全身の血液を貯めている臓器。
解毒作用、必要な栄養素を合成し貯蔵します。
こんな作用があります
①疏泄~全身の気の働きのバランスを取る
失調すると→胸肋部の痛み、抑うつ、月経痛
②臓血~血を貯蔵し全身の血流量を調節する
失調すると→転筋、吐血、鼻血、紫斑
症状他
- ストレス・イラつき
- ドライアイ・目の充血
- 足がつる
- 偏頭痛・頭痛
- 集中できない
- 月経不順
中医学における「心」とは
血液や酸素を全身に届ける臓器。
精神の活動も総括しています。
こんな作用があります
①血液循環の原動力で、組織・器官を滋養する
失調すると→動悸・不整脈
②精神活動をコントロールする
失調すると→不眠、健忘、よく夢を見る
症状他
- 汗っかき・寝汗
- 眠りが浅い・よく夢を見る
- 疲れやすい
- 痴呆
- 心電図の乱れ
中医学における「脾」とは
消化吸収を統率する臓器。
胃腸や体形の調節をしています。
こんな作用があります
①運化~飲食物を消化吸収し、
心肺に運び全身に届ける
失調すると→咳食欲不振、むくみ、下痢、倦怠感、不眠
②統血~気を作り出し、
生理物が漏れないようにする
失調すると→血便、血尿、皮下出血、内臓下垂
症状他
- 貧血・冷え
- 下痢便秘・消化不良
- 四肢の無力感・下肢のむくみ
- 唇の乾燥
中医学における「肺」とは
呼吸で酸素と二酸化炭素を交換する臓器。
皮膚や免疫反応の管理もしています。
こんな作用があります
①宣発~呼気によって体内の不要物の排出と
生理物質の運搬を行う
失調すると→咳、呼気トラブル、
風邪を引きやすい、すぐ汗をかく
②粛降~呼気によって酸素の取り込みと
循環した津液の腎への輸送を行う
失調すると→息切れ、喘息、便秘、呼吸が浅い
③主気~気を全身に行きわたらせ、
不要なものを排泄する作用
失調すると→倦怠感、呼吸困難
症状他
- 皮膚乾燥、搔痒感
- アレルギー疾患、感覚異常
- いびき、睡眠無呼吸
- 憂いや悲しみやすくなる 等
中医学における「腎」とは
成長、生殖、ホルモン代謝に関わる臓器。
髪、骨、耳、泌尿器など加齢症状に影響します。
こんな作用があります
①蔵精~精が漏れ出ないよう貯蔵して
生殖の発育を促し、成長を促進する
失調すると→遺精、発育不良、虚弱体質
②主水~脾を温め不要な水分を排出し、
陰陽のバランスをとる
失調すると→むくみ、下痢、夜間尿、
ほてり・のぼせ、冷え
②納気~呼気を補助として深く吸い込ませる
失調すると→咳、喘息、呼吸困難、倦怠感、無力感
症状他
- 視力低下・難聴・健忘
- 不妊・ED・低体温
- 腰痛、膝痛
- 骨粗鬆症・歯のぐらつき・認知症
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